ヨーロッパに旅行に行こう!となったとき、


そんな疑問を抱える人は多いのではないでしょうか。
折角のヨーロッパ旅行、スキンケアを間違えて肌・髪のトラブルが!なんてことになったら悲しいですよね。
そこで、このページではヨーロッパ旅行中のシャンプー、洗顔、メイク落とし、化粧品などスキンケアってどうすればいいの?という疑問にお答えしていきます!
このページは「短期海外旅行者向け」の記事になります。ワーホリや海外移住者向けの硬水対策については以下の記事を参考にしてみてください。
また、私は現在ドイツ在住なのですが、この1年間で8ヶ国ほどヨーロッパ旅行に行っています。
私がヨーロッパ旅行中に実際に使っているスキンケア用品なども合わせて紹介していくので、参考にしてみてください(*‘∀‘)
もくじ
ヨーロッパと日本の水の違い
ヨーロッパの水と日本の水で特に違うことといえば、水の硬度です。
ヨーロッパは硬水、日本は軟水
ヨーロッパと日本では、水質がかなり異なります。
ヨーロッパの各地域は硬水の中でも特に硬度が高い硬水で、日本は軟水です。
「世界の水の硬度(外部リンクへ飛びます)」で紹介されているように、ヨーロッパのほとんどの地域の水は”非常な硬水”に分類されます。
硬水地域で日本のシャンプーは泡立たない
それでは、硬水地域の場合どのような問題が発生するのでしょうか。
「ドイツニュースダイジェスト」では、硬水地域でのせっけんの泡立ちについて以下のように記載されています。
・せっけんの泡立ちが悪い
硬水でせっけんを使うと泡立ちが悪くなります。これは硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムが、せっけんの成分と化合するためです。硬度が120-180mg/L(6.7-10.1°dH相当)以上の水になると、日本のアルカリ性せっけんは使いにくくなると言われています。
・せっけんカス
せっけんがカルシウムやマグネシウムなどの金属と反応して凝固し、洗浄力のない「金属せっけん」を作ります。水に溶けにくいため、シャワーで体をすすいでも体表でヌルヌル感が残ったり、髪のゴワゴワ感の原因となります。
つまり、硬水地域では
- 軟水用につくられたシャンプーは泡立たない
- せっけんカスが原因で肌がヌルヌルする
- せっけんカスが原因で髪がゴワゴワする
という問題が発生するということになります。
そのため、海外旅行中のスキンケアについては少し気を遣ってあげる必要があります。
旅行中のシャンプーってどうする?
旅行中のシャンプーについては、
- 現地で調達
- 硬水地域が原産地のものを利用
- トライアルセットを利用
- 日本で使っているものを持参
の4つの方法があります。
この後それぞれについて詳しく説明していきます。
ちなみに、ホテルのアメニティとして用意されているシャンプーを使うという方法もありますが、私は以下の理由からホテルのシャンプーはオススメしません。
- そもそもアメニティがないホテルがある
- 3つ星、4つ星ホテルはシャンプー、コンディショナー、ボディーソープが1つになっているホテルが多い
- アメニティが充実していても自分の肌・髪質に合うか分からない
現地で調達
まず、現地で調達するという方法です。
現地のシャンプーは硬水用につくられていますので、日本製のものより硬水にあったものになります。
※「硬水にあっている=泡立つ」ではありません。硬水による髪へのダメージが少ないという意味です。
私が生活しているドイツでは、例えばロレアルやパンテーン、ニベアなどは日本でも馴染みのある商品ですね(*‘∀‘)
ただ、トライアルキットのような小さいサイズは基本的にはないため、大きいサイズのものを買う必要があります。
使い切れるか?というところも考えて購入するようにしましょう。
また、都市によっては
- 薬局があっても小さくて品揃えが悪い
- そもそも薬局が見当たらない
と、観光しているのか薬局を探しているのかよく分からなくなってしまう場合もあります(;・∀・)
もし現地調達を考えている場合は、空港や中央駅などで早めに調達してしまいましょう!
硬水地域が原産地のものを利用
もともと硬水地域でつくられているシャンプーを使うという方法もあります。
私が住んでいるドイツが原産国のシャンプーで、日本でも有名なものといえばシュワルツコフ、ロゴナ、ラヴェーラ、パンテーンあたりでしょうか。
日本で販売されているものは多少日本の水(軟水)に合うように改良されている可能性がありますが、完全日本製のものよりは硬水の影響を受けにくい性質になっています。
※「硬水にあっている=泡立つ」ではありません。硬水による髪へのダメージが少ないという意味です。
ただし、これらのシャンプーを使用する場合、容量の大きいものについては小分けボトルなどに必要な日数分だけ詰め替えて持っていくようにしましょう。
250mlくらいなら問題ないですが、750mlやそれ以上だとかなりに荷物になってしまいますよね(;・∀・)
トライアルセットを利用


という場合には、トライアルセットの持参がオススメです。
私は以前LUXを使用していたのですが、前回の一時帰国の際BELLUGAを買って以来BELLUGAを愛用しています♪
BELLUGAは日本製なのですが、アミノ酸系シャンプーのため硬水でも比較的泡立ちがいいんです(*‘∀‘)
あるヘアサロンのサイトにも、以下のようにアミノ酸系シャンプーについて以下のように記載がありました。
髪の場合拭き取るのは難しいため、硬水対応シャンプーを使用することをおすすめします。中でもアミノ酸系シャンプーは、硬水に対しても泡立ちが良く、頭皮に優しく髪の毛にも潤いを与えてくれます。
LUXも硬水地域でも比較的泡立ちました。
LUXはもともとはイギリス生まれのブランドのため、日本で売られているものは日本の水質に合わせて改良されている可能性はありますが、それでも日本生まれのシャンプーよりは泡立ちはいいと思います。
ちなみに、上記写真のLUXボトルを利用する場合、ロングヘアで3泊前後くらいの容量になります!
▼LUXのシャンプー&コンディショナーを見てみる▼
▼BELLUGAの個包装シャンプー&トリートメントを見てみる▼
日本で使っているものを持参
最後に、日本で使っているものを持参するという方法です。

という場合は、普段日本で使っている馴染みのあるものがオススメです。
”硬水”というだけで髪・肌には少なからずダメージがあるので、せめてシャンプーは使い慣れているものを使った方が肌荒れや髪の傷みも最小限に留めることができます。
また、硬水に弱いタイプのシャンプーの場合、
- 泡立ちが悪い
- 髪がキシキシする
などの問題が起こる可能性はありますが、海外旅行の場合長くても1週間ほどのため、そこまで神経質になる必要はありません。
私は普段ドイツで生活している際軟水シャワーヘッドを使っているため、旅行中は硬水の影響を結構感じるのですが・・・
帰国後、1週間もすれば硬水のダメージを受けた髪もほぼ回復します(*‘∀‘)
洗顔、メイク落とし、化粧水は普段使いのものを
洗顔、メイク落としなどのスキンケアセットについては肌荒れを防ぐため、普段使いのものを持参するようにしましょう。
硬水による影響が気になるところですが、「泡で落とすタイプのメイク落としの泡立ちが悪い」くらいの影響のため、普段使いの日本製のもので問題ありません。
ただ、せっけん系のメイク落としや洗顔を普段使いしている場合は硬水との相性が悪いため、メイク落としシートや、このあと紹介するトライアルセットなどの利用がオススメです。
(せっけんカスが顔に残ってしまう可能性があります)
私は普段使いのものではなく、持ち運びのしやすいトライアルセットを持っていくようにしています♪
以前はDEWのトライアルセットを使っていたのですが、使い切ってしまったため今はAQUALABELを使っています。

旅行中は肌も疲れるし、普段は高くて手が出ないDEWもトライアルセットなら手が出しやすい!ということでDEWを使っていたのですが、AQUALABELで十分乾燥対策になりました!
今後はAQUALABELをリピートします。
AQUALABELのトライアルセットは1週間~10日ほどの旅行でちょうど使い切る感じです。
(参考までに、私は20代後半で普段はSuisaiを使っています。)
▼少しリッチにしっかりお手入れならDEWのトライアルセット▼
▼コスパ抜群!乾燥対策にAQUALABELのトライアルセット▼
私は肌が強い方で、今まで化粧品トラブルなどは一切ないので旅行中は持ち運びに便利なトライアルセットを使っていますが、肌トラブルが不安な場合は必ず普段使っているものを使用するようにしてください。
パッキングの注意点

パッキング時は、旅行用小分けボトルに必要日数分を詰め替えていくようにしましょう。
まず、飛行機に持ち込む場合は100ml以下の容器に移す必要があります。
また、全て預け用手荷物に入れる場合も、
- 開封済のものは零れるリスクがある
- すべて普段使いのものの場合かなりの容量になる
と何かと不便ですので、小分けボトルに詰め替えていくことをオススメします。
トライアルセットの場合はほとんどが100ml以下になりますので問題ありません。
普段使いのものを持っていく場合は、100均などの旅行用小分けボトルに必要日数分だけ詰め替えていくようにしましょう。
Amazonなどでも旅行用小分けボトルの購入が可能です。
まとめ:自分に合ったスキンケアを探してみよう

ここまでいくつかスキンケア方法を紹介してきました。
海外旅行は長くても1週間~10日以内におさまる程度だと思いますので、そこまで神経質に悩む必要はありません。
色々考えるのが面倒!という場合は、普段使いのものを小分けボトルにうつしてそのまま持参しましょう♪
私のこれまでの経験上、硬水の影響を受けてしまったとしても、帰国後1週間程度で大体ダメージは修復できます。
それでも、少しでも髪・肌への負担を減らしたい!という場合は現地で硬水用につくられた商品を購入したり、硬水の影響を受けにくい商品を購入したりしてみてください。
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4月のイタリア旅行に参考にさせていただきました。ありがとうございます。
ブログ参考にしていただきありがとうございます^^イタリア旅行いいですね。楽しんできてください!