ドイツで生活を始めて驚いたことの一つに、洗濯用洗剤の種類の多さがあります。
日本にいたときは、基本的には洗濯洗剤と柔軟剤の2種類のみ使っていました。
あとは時々漂白剤くらい・・・?
ニットとかセーターも安いのしか持ってないのでネット二重とかで普通の洗剤で洗ってました。。
しかし、ドイツでは洗剤の種類、カルキ対策などを考えながら使う洗剤を選ばなければいけません。
そこで、このページではドイツの洗濯用洗剤の使い方・洗濯機の使用方法を紹介していきます。
もくじ
洗剤の種類・選び方
ドイツで洗濯をする際に考えるべき洗剤の種類は以下の7つあります。
- 白物用洗剤
- 色物用洗剤
- 黒物用洗剤
- ウール用洗剤
- カルキ除去剤
- 除菌剤
- 柔軟剤
白物?色物?黒物?なにそれ?って感じですよね(;・∀・)
ここからは、それぞれの用途について詳しく見ていきます。
白物用洗剤
白物用洗剤はその名のとおり、白物を洗うときに使用します。
白物用洗剤には漂白剤が入っています。
そのため、白物の服を真っ白に保ちたい場合は白物用洗剤を使ってみてください。
ただし、白物用洗剤で白物と色物を一緒に洗ってしまうと漂白効果で色物の色が落ち、白物に色が移ってしまいます。
白物と色物を一緒に洗う場合は必ず色物用洗剤を使用するようにしましょう。
色物用洗剤
色物用洗剤は色がついている物を洗うときに使用する洗剤です。
しかし、色物用洗剤は服の色落ちを防いでくれるので、白物を一緒に洗っても色落ちして色が移ることはありません。
こだわる人はこだわるようですが、我が家は子供のいない2人家族。
服の色ごとに洗剤を分けてたら、2週間に1回しかまわせない、みたいなことになりかねません(;・∀・)
そのため、我が家では色物用の洗剤1種類だけを使ってます。
ちなみに、私は肌は結構強い方なのですが夫が若干敏感肌のため、我が家では「Persil」のSENSITIVE GELという洗剤を使っています。
赤ちゃん用の衣類や、敏感肌の場合は「SENSITIVE GEL」の使用がオススメです!
ただ、ドイツは硬水で日本とは水質が異なるため、日本にいたときは肌が強かった!という人も「SENSITIVE GEL」でもいいかもしれません。
敏感肌用だからといって、洗浄能力が落ちるわけではないので、安心です(*‘∀‘)
黒物用洗剤
黒物を洗うときは黒物用洗剤を使用します。
ただ、知人に聞いた話だと、黒物用洗剤は色物用洗剤と成分は変わらないようです。
多少の違いはあるのかもしれませんが、黒物の洗濯物を集めるのも大変だと思うので、こだわりがない場合は色物用洗剤1つで問題ありません!
ウール用洗剤
セーターなどウール素材の衣類を洗うときはウール用洗剤を使用します。
通常の洗濯はこだわりがある場合を除き色物用洗剤1つで問題ないですが、ウール素材の衣類を洗うときは洗剤を分けてウール用洗剤を使うようにしましょう。
ドイツの水は硬水のため、ウール素材のものを通常の色物用洗剤などで洗ってしまうと、一瞬でダメになってしまう可能性があります(;・∀・)
カルキ除去剤
ドイツの水は硬水のため、カルキ対策をしないと洗濯物の汚れも落ちにくくなり、カルキのせいで洗濯機が壊れてしまう可能性もあります。
そこで必要になってくるのが、カルキ除去剤です。
我が家では「Calgon」を使っています。
こちらは大きいサイズですが、小さいサイズもあるので探してみてください。
水の硬度の低い地域では1杯、高度の高い地域では1.5杯が目安です。
私たちの住むデュッセルドルフは硬度が高い地域のため、1.5杯を毎回使用しています!
ちなみに、カルキ剤がもともと入っている洗剤も売られています。
洗剤の裏面に「Anti Kalk」「Kalkschschutz」などの表示があればカルキ剤が入っている洗剤ということです。
ただし、私は洗剤とカルキ除去剤は分かれているものの使用をオススメします。
髪を洗うとき、リンスインシャンプーで洗いたいですか?(;・∀・)
除菌剤
肌が弱く柔軟剤を使用できない場合や、よりしっかりと除菌したい場合は除菌剤を使用します。
私はこちらのdomolの除菌剤を使っているのですが、以下の量を目安に使用しています。
※私はざっくりでやっているので、細かい規定量は容器裏面の説明書きを確認してください。
- 軽めの除菌:1杯
- 普段の洗濯:2杯(いつもはこれ)
- 汚れがひどいとき:3杯
除菌作用を強めたい方は除菌剤も使ってみてください。
柔軟剤
柔軟剤は使う人・使わない人と分かれると思いますが、私は柔軟剤必須!というタイプなので、もちろんドイツでも使っています。
薬局にはたくさんの種類の柔軟剤が売られているので、ぜひ色々試してみてください。
ちなみに、ドイツでは購入前に洗剤などの蓋をあけて匂いを嗅ぐのはOKとされています。
柔軟剤は特に匂いが大事だと思うので、購入前に匂いを確認するようにしましょう。
その場合は、最後にきちんと蓋が閉まっているかの確認を忘れずに!
洗濯機の使い方
ドイツの洗濯機には、古いアナログ式のものと新しい最新コンピュータ式のものと2種類あります。
我が家で使用しているのは最新コンピュータ式のものです。
大家さん、最新のにしてくれてありがとう(*‘∀‘)
そこで、ここからは最新コンピュータ式の洗濯機の使用方法を説明します。
こちらが我が家の洗濯機です。
使い方はとっても簡単♪
- 洗濯物を洗濯機の中にいれる
- 洗剤・カルキ除去剤・柔軟剤・除菌剤を投入する
- 元栓を開く
- 洗濯モードを洗濯する
- 電源ボタンを押す
- 洗濯が終わったら脱水にメモリを合わせる
- 電源ボタンを押す
これで洗濯は終了です♪
(すすぎ具合が気になるときは脱水の前に一度すすぎをいれてください)
脱水完了後は、
- モード選択のメモリを〇に合わせる
- 元栓を閉じる
- 洗剤投入口を引っ張り出す
- 洗濯機の扉を全開にする
この4つを忘れないようにしましょう。
洗剤投入口
洗剤投入口はこのように3つのスペースに分かれています。
②:洗剤+カルキ除去剤
✿:柔軟剤+除菌剤
①:基本は何もいれない(予洗いをするときに使用)
「✿」は入る分量が決まっているため、除菌剤を入れてしまうと柔軟剤が入らない!という場合もあります。
その場合は、
- 除菌剤の量を減らす
- 柔軟剤を使用しない
- 除菌剤を洗剤を入れる「②」にいれる
のどれかで対応するようにしてください。
基本的には除菌剤は「✿」に入れて使用しますが、私の友人で「②」に入れているという人もいます。
聞いた話では、特に問題なく洗濯できているそうです。
自動の洗濯機では、柔軟剤は最後のすすぎのときに投入される仕組みのため、洗濯時に除菌剤を使うか?すすぎ時に除菌剤を使うか?の違いだけということですね(*‘∀‘)
洗濯機のボタン
上の写真は我が家で使っている洗濯機の機能ボタンです。
左側は基本的には使っていません。
右側のメモリで洗濯モードを選択し、真ん中の電源ボタンを押すと洗濯が開始されます。
洗濯モード
洗濯モードは洗濯機の種類により選べるものが違ってきます。
以下の単語は覚えておくようにしましょう!
Feinwäsche:絹やサテン素材、繊細な衣類、おしゃれ着洗い
Wolle:ウール素材
Baumwolle:木綿
Synthetik:合成繊維
Spülen:すすぎ
Schleudern:脱水
我が家では、面倒なので基本はFeinwäscheの30℃または40℃を使っています。
タオル類の汚れが気になるときはタオル類をかき集めてBaumwolleの40℃。
シーツなどもBaumwolleの40℃です。
衛生面を気にするなら高温での洗濯がオススメですが、生地が傷みやすいので40℃以下が我が家にはちょうどいいかな。。
洗濯終了後
洗濯終了後は、写真のように洗剤投入口・洗濯機の扉は全開にします。
元栓を開けたままにしておくと、水漏れが起こったりするそうなので元栓の閉め忘れにはご注意ください(/・ω・)/
知っておくと便利!洗濯関連のドイツ語リスト
以下に、洗濯関連用語のドイツ語を載せておきます。
※ドイツ語初心者ゆえ、間違いがある場合はご指摘いただけると助かります。
Feinwäsche:絹やサテン素材、繊細な衣類、おしゃれ着洗い
Wolle:ウール素材
Baumwolle:木綿
Synthetik:合成繊維
Spülen:すすぎ
Schleudern:脱水
Waschmittel:洗濯用洗剤
Vollwaschmittel:総合洗剤
Feinwaschmittel:色物用洗剤
Wollwaschmittel:ウール用洗剤
Fleckenentferner:染み抜き洗剤
Bleichmittel:漂白剤
Weichspüler:柔軟剤
Desinfektionsmittel:除菌剤
Entkallker:カルキ除去剤
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