初掲載日:2020年3月5日
最終更新日:2020年4月8日
現在、コロナウイルス感染拡大による各対応は刻々と変化しています。お手続きの際は必ず各航空会社公式サイトで最新の情報を確認するようにしてください。
コロナウイルス感染拡大に伴い、日本からの入国規制を行う国が増えてきています。
入国規制をされていない国だとしても、現在の状況を鑑みて海外旅行のキャンセルを考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで、ANAおよびJALのコロナウイルス感染拡大による特別対応・追加対応の内容についてまとめました。
どちらの航空会社も日本発着全便が対象となっているため、日本からヨーロッパ各国への航空券も特別対応・追加対応の対象となっております。
なお、日本~ドイツ直行便の運休・減便・時間変更情報については以下の記事でまとめています。
【ANA】日本発着全路線の払い戻し・日程変更が可能
対象航空券
日本発着全路線
対象期間
発券日:2020年4月8日発券分まで
搭乗日:2020年2月26日から2020年5月31日搭乗分まで
*中国発着路線(香港・マカオを含む)、韓国発着路線、イタリア発着路線、インド発着路線、タイ発日本行き路線、台湾発日本行き路線については「新型コロナウィルスによる肺炎の発生に伴う国際航空券の特別対応について」を参照してください。
上記対象航空券・対象期間の条件をすべて満たすANAで発券された航空券番号が205ではじまる国際航空券について特別対応となります。
特別対応の内容
払い戻し:対象航空券につき手数料無しで払い戻しが可能
*旅行開始日(開始していない場合発行日)から1年と30日以内の連絡で払い戻し可能
日程変更:対象航空券につき2020年12月31日までの期間内で「1回のみ」搭乗日の変更が可能
手続き方法
【払い戻し】
- 有償航空券:ANAウェブサイト予約確認画面の「解約」ボタンより手数料無しで払い戻し可能(対象航空券の場合は「手数料免除」の表示あり。便出発の24時間前までウェブサイトより解約可能。)
- 特典航空券:ANA電話窓口にて手数料マイル無しで払い戻し可能
*詳細は「新型コロナウィルスによる肺炎の発生に伴う国際航空券の特別対応について」で要確認
【日程変更】
ANAウェブサイトで購入した航空券
- 有償航空券:ANAウェブサイト予約確認画面の「変更」ボタンより手数料無しで変更(対象航空券の場合は「手数料免除」の表示あり。便出発の24時間前までウェブサイトより変更可能。)
- 特典航空券:ANAウェブサイトからログインして予約変更が可能
*詳細は「新型コロナウィルスによる肺炎の発生に伴う国際航空券の特別対応について」で要確認
ANA電話窓口・空港カウンターで購入した航空券
- ANA電話窓口にて手数料無しで変更可能
ANA国際線予約・案内センター(日本からの場合)
0570-029-333(24時間年中無休)
ANA公式サイト:新型コロナウィルスによる肺炎の発生に伴う国際航空券の特別対応について
ANAの新型コロナウイルス感染拡大に伴う国際線路線・便数計画の一部変更については以下のページをご確認ください。
【JAL】日本発着全路線の払い戻し・日程変更が可能
対象航空券
日本発着全便(一部の地域を除く。詳細はJAL公式サイト参照)
対象期間
【2020年2月28日までに発券済の航空券】
2020年2月28日~3月19日搭乗分まで、2月29日以降の変更・払い戻し申し出分から対象
【2020年3月6日までに発券済の航空券】
2020年3月20日~4月5日搭乗分まで、3月6日以降の変更・払い戻し申し出分から対象
【2020年3月7日以降発券分】
2020年4月6日~4月30日搭乗分まで、3月18日以降の変更・払い戻し申し出分から対象
2020年5月1日~5月31日搭乗分まで、2020年4月7日以降の変更・払い戻し申し出分から対象
上記対象航空券・対象期間の条件をすべて満たすJALで発券された航空券番号が131ではじまる航空券について追加対応となります。
出入国制限にともない変更・払い戻しを希望する場合は、購入日(発券日)の指定なく変更・払い戻しが可能です。
追加対応の内容
払い戻し:運賃規則にかかわらず取消手数料なしで払い戻し
*JALで直接航空券をご購入した上記対象航空券に該当する未使用航空券であれば、出発の前日23:59分までJALのWebサイト上で取消手数料なしで払い戻しが可能
日程変更:2020年6月30日(火)までの期間内で「1回のみ」搭乗日の変更が可能
*航空券の日程変更はJALのWebサイト上では手続きできないため、以下の連絡先まで要問合せ
搭乗予定日を過ぎた場合でも上記条件にあてはまる航空券の場合は以下の期間内で払い戻しの特別取扱が実施されます。該当する場合は電話での問い合わせが必要となります。
〔旅行開始前〕発券日から1年30日以内
〔旅行開始後〕旅行開始日から1年30日以内
JALの新型コロナウイルス肺炎の影響に伴う一部運休・減便・時間変更については以下のページをご確認ください。
2月6日~3月28日搭乗分
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/inter/200204/index.html
3月29日以降搭乗分
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/inter/200313/index.html
日本からヨーロッパへの渡航について
外務省海外安全ホームページの「新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)」によると、4月8日時点では
- 感染者確認国・地域(注:日本を含む)からの入国・入域制限が行われている国・地域→181か国/地域
- 入国後に行動制限措置がとられている国・地域→69か国/地域
となっております。
また、3月17日に「EUへの入域制限に関する欧州委員会の提案」が出されたことでEU域外からEU域内への渡航が30日間原則禁止になりました。
この決定に伴い、EU域外からEU域内への渡航は基本的には禁止されています。
私が住むドイツの現在の状況は別途「ドイツの新型コロナウイルスの現状&政府の対策まとめ」でまとめています。
なお、外務省は現在、欧州における新型コロナウイルスに関する注意喚起として以下のとおり発表しています。(2020年3月31日発表分まで)
【レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)】
(1)
- アルバニア
- アルメニア
- 英国
- 北マケドニア
- キプロス
- ギリシャ
- クロアチア
- コソボ
- スロバキア
- セルビア
- チェコ
- ハンガリー
- フィンランド
- ブルガリア
- ポーランド
- ボスニア・ヘルツェゴビナ
- モルドバ
- モンテネグロ
- ラトビア
- リトアニア
- ルーマニア
(2)
- アイスランド
- アイルランド
- アンドラ
- イタリア
- エストニア
- オーストリア
- オランダ
- サンマリノ
- スイス
- スウェーデン
- スペイン
- スロベニア
- デンマーク
- ドイツ
- ノルウェー
- バチカン
- フランス
- ベルギー
- ポルトガル
- マルタ
- モナコ
- リヒテンシュタイン
- ルクセンブルク
【レベル2:不要不急の渡航は止めてください。】
- 上記レベル3(1)に含まれる国を除く現在感染症危険情報レベル1の全ての国・地域
このように、EU域外からEU域内への渡航は原則禁止されていて、かつ日本から欧州への渡航についても渡航危険レベルが2または3となっています。
EUの入国制限にひっかからず、どうしても渡航する必要がある場合は「外務省 海外安全ホームページ」で常に最新の情報を確認するようにしてください。
また、渡航の際は必ず外務省の海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録するようにしましょう。
たびレジに登録すると、出発前から出国先の安全情報をメール(日本語)で入手することができ、出国中も常に最新の情報を受診することができます。
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